写真散歩のときに心がけたいこと
こんにちは、所長です。
涼しいを通り越して寒くなってきましたね。
暑いよりは活動しやすいこの季節、写真散歩なんていかがでしょう?
今日は散歩写真をする際に心がけておきたいことを紹介しますね。
「ハレ」と「ケ」
日本を代表する民俗学者・柳田国男さん(明治八年〜昭和三十七年)は「ハレとケ」という言葉で日本人の生活感を表しました。「ハレ」は正月や祭りや儀礼などの非日常のことで、豪華に着飾り飲み食いをしました。「ケ」は「ハレ」以外の質素な日常で、日本人はこの二つを分けて生活のリズムをつくってきました。晴れ着や晴れ姿という言葉が今でもありますが、この「ハレ」からきているのです。(お散歩写真概論 p.34)
カメラを持って散歩していると、ついつい有名な建造物や珍しい光景を撮ってしまいますよね。
それはそれで楽しいんですけど、それは「ハレ」の写真。
良くも悪くもありきたりの無難な写真になりがちです。
そこでちょっと視点を変えて「ケ」の写真を撮ってみませんか?
観光スポットと呼べないような商店街、下町の住宅地にあるナゾの植木(ワタシは下町ガーデニングと読んでます)、不思議な看板など、普段の生活の中には面白いものがたくさん隠れています。
そういう「日常に潜むお宝」を見つけるのも、写真散歩の楽しみの一つですよ。
▼ふと上を見上げると窓からイヌが顔を出してたり。
▼下町ガーデニング代表のアロエ的な植物。これはまだおとなしい方。
▼ちょっと素敵な看板。